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【期末テスト】大人のための中学数学【連立方程式】

[受験情報] 2022年6月27日更新      

こんにちは。藪田です。今日から大人向け数学講座を書いていこうと思います。
何をもって大人向けを謳うかなんですが、ここでは一応
⓵これが上がるであろう時期に定期テストがあること
⓶子供のつまづきポイントを押さえていること
を主軸に挙げさせてください。
ようするに、この記事を読んで頂ければ
お父さん、すごーい!
お母さん、すごーい!

となって頂けるという事です。
そういう事で、今回は中2生の1学期期末テストの範囲である連立方程式について解説していこうと思います。

中学の数学全体からみると、方程式・一次方程式から続くところですね。
まずは方程式について、スポーツ界でも「勝利の方程式」などとよく言われるところですが、要するに文字の正体を見抜く等式だと思っていただいて大丈夫だと思います。

例えば、2y=4 だと、y=2ですよね。
こういう風に文字がいくつと定まる式が方程式です。
1次方程式は、その名前の通り、1次式の方程式です。
もしややこしければ文字が一つだけの式だと思ってください。

じゃあ連立方程式とは何なのか?それはなんのために使うのか?
というところですが、その前に、一旦

「二元一次方程式」について説明させてください。

無茶苦茶難しそうな名前ですが、その正体はそこそこシンプルで、
x+y=5 のようなものです。
1次式だけど文字が2つの方程式です。
これになると、なんと答えが一つに決まりません。
xが1ならyは4、
xが2ならyは3、といった感じです。なんだったらマイナスもあります。
これでは答えの欄が何mあっても書き切れません。

なので、答えを一つに定めるために
「連立方程式」が必要になります。
連立方程式とは、要するに2つの続き物の方程式の事です。
さっきの例のでいえば、 x+y=5 を⓵の式とします。
そこに、   x+3y=13 という式を追加してみるわけです。
並べて書けば
⓵x+ y=5
⓶x+3y=13
となります。どちらの式にも当てはまるxとyの組み合わせを考えればいいわけです。
ここ以降はもしかしたら覚えがある方が多いかもしれませんが、加減法という解き方で解く事が出来ます。
⓵と⓶の式を足したり引いたりして文字を一つ消去します。

  x+ y=5
 - x+3y=13
————
-2y=-8
y=4
y=4を⓵に代入してx=1となります。
よって答えはx=1,y=4です。

どうでしょうか。子供のワークをチラッと見て、「ああ、ここはこうやって解くんだよ。」
そんなイメージは湧きましたか?
特に、子どもは計算能力は高いですが、これを何に使うのかはあやふやなままな事が多いです。
更に、近年はlineなど、コミュニケーションの大部分を短文で済ませる傾向にあります。
これらの事から、文章問題になると途端に手こずる生徒さんが多い傾向にあります。
子供の手が止まっていて、かつそこが文章問題なら、重点的に教えてあげるといいかもしれませんね。
学校でも塾でも同様のことはもちろん指導があります。
しかし、「家庭」という我々よりずっとつながりが深いポジションから指導いただけると、
子どもにとってもとても深い理解につながるかと思います。
「勉強した方がいいよ」という言葉にも説得力が生まれると思います。
大人が面白がっているものは基本的に子どもも手を出してみたくなります。
もしよければこれを機に、久しぶりに数学の参考書なんかにも手を伸ばしてみてもらえると幸いです。
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